広い壁面を見ていると、何か描きたくなってしまう…そんな衝動を感じたことはありませんか?
バンクシーやシェパード・フェアリーなど、壁や塀をキャンバスとする優れたアーティストはたくさんいます。
自宅の壁や塀をキャンバスにしたくなってしまったなら、「アート塗装」のDIYにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
この記事では、
- アート塗装とは何か
- アート塗装の基本的なステップと必要な道具
- アート塗装に失敗したらどうするか
- アート塗装に失敗しないコツ
などについてご説明します。
アート塗装とは:個性的な外壁塗装の世界
アート塗装とは、外壁・塀・内壁などに、単に着色するのではなく、絵やイラスト、飾り文字などを描く塗装のことです。
「ウォールアート」や「アートペイント」などとも呼ばれることもあります。保育園の外壁や飲食店の内壁などで見かけたことがある人も多いかもしれません。
じつはアート塗装を請け負っている塗装業者は多くありません。
わたしたちくりはら塗装でも残念ながら今のところアート塗装を請け負っておりません…とはいえ、とても面白いジャンルの塗装業者なので、ご要望が多ければ積極的に検討したいと思います!
アート塗装に興味があるなら、DIYでチャレンジできないか検討してみましょう。
電車や他人・公共の財産に勝手に絵を描くのはもちろん厳禁ですが、自分の家なら自由にチャレンジでき、成功すれば家を個性あふれる芸術作戦に仕立てることができるかもしれません。
DIYでアート塗装:基本的なステップと必要な道具
アート塗装にルールはありませんが、基本的には下記のようなステップで制作を進められます。
- まずはテーマ・構図・カラーリングを練る
- 紙に下書きしてみる
- 下書きを元に外壁への配置を決める
- 必要な色の塗料と道具を揃える
- 外壁にチョークなどで下書きする
- 下書きが決まれば塗装開始!
下記のような道具を揃えておけば、アート塗装の制作を効率よく進められるでしょう。
- 塗料
- 下書き用のチョーク
- 刷毛(はけ)・ローラー
- マスキングテープ
- 保護メガネ
- 汚れても良い作業服
- 高所作業があるなら脚立とヘルメット
塗料は外壁用の塗料から選ぶようにしましょう。アート塗装に使うには、カラーバリエーションが豊富で発色のよいアクリル塗料がおすすめです。
塗装用具を選ぶ時には、壁面の形状に合ったものを選びましょう。凹凸にしっかり追従する刷毛での塗装がおすすめです。色に合わせて複数の刷毛を用意しておけば作業しやすくなります。
アート塗装を失敗してしまったら
周到に準備して手順通りやってみても成功するとは限らないのがアート塗装の難しいところです。
もしアート塗装のDIYに失敗してしまったら、外壁塗料で一面を塗りつぶすしかないでしょう。もちろん、上から塗料で塗りつぶす作業はプロの塗装業者に依頼することもできます。
アート塗装を成功させるコツは?
ぶっつけ本番でうまくいく可能性は残念ながら高くありません。アート塗装にチャレンジするなら、最初は失敗する心構えでのぞむ方がいいでしょう。
それを踏まえて、
- まずは小さな図案、ワンポイントの絵から始めてみる
- 家の裏側など、目立たない壁面に描いてみる
- 塗りつぶしやすい小さな壁面に描いてみる
- 近々塗り替える予定がある外壁なら、塗りつぶす前提で思いっきり描いてみる
など、工夫しながらアート塗装に挑戦してみましょう。
何度も挑戦していくうちにレベルアップし、どんどん成功率は向上していくはずです。
もしどうしても失敗したくない場合には、
- 外壁用のウォールステッカーやカッティングシート
- 外壁用ラッピングサービス
など、外壁のデコレーションに活用できる他の選択肢を検討することもできるでしょう。