最近の住宅外壁のカラー選びでは、明るいベージュ系や落ち着いたグレー系が人気ですが、「ベーシックな配色ではちょっと物足りない」「ご近所とかぶらない色にしたい」という方も多いかもしれません。
そんな時は、思い切ってパッと目を引くような今年のトレンドカラーを取り入れておしゃれな外壁塗装を楽しんでみませんか?
2022年の色はジョリーコーラル
毎年、「今年の流行色」を発表しているJAFCA(日本流行色協会)は、カラーデザインの向上と豊かな色彩生活の提供を目標に活動する団体で、2022年の流行色として「ジョリーコーラル」を選びました。
「ジョリーコーラル」という名称はJAFCAがオリジナルで付けた呼称ですが、コーラルオレンジをベースに蛍光味を帯びた鮮やかな色で、ポジティブで明るいイメージができます。
コロナ禍で制限された暮らしを強いられてきた私たちの心をいたわりつつ、前向きに活動できるように元気をくれるジョリーコーラルは、ファッションだけでなく、毎日目にする自宅のカラーにもオススメです。
ジョリーコーラルを塗装に使うにはどの色を選べばいいか
鮮やかでキレイな発色のジョリーコーラルですが、ピッタリの塗料が販売されているわけではないので、塗装に使う場合は近い色の「オレンジ」や「コーラル」で探すか、調色して使うことになります。
ちなみにジョリーコーラルを数値で表すとマンセル値が「10R 8.7/11.6」なので、これに近い数値のカラーを選ぶという方法もあります。
外壁用の塗料として調色する場合、ジョリーコーラルのベースになるオレンジは「赤色+黄色」で作り、さらに柔らかいイメージが好みの方は「白色」をプラス、鮮やかな印象が好みの方は「黄色」を多めにすると流行色を応用したオリジナルのカラーが完成します。
色ができたら明るい場所で試し塗りをして実際光が当たったときにどう見えるかをテストしてみましょう。
「ジョリーコーラル」を外壁に使う場合
外壁をジョリーコーラルに近い色で塗装したイメージを知りたいという方は、「コーラル」や「オレンジ」の外壁を検索すると施工例を見ることができます。
外壁の色は建物全体の印象を左右するので、あまりに鮮やかで明るいカラーにすると目立ち過ぎたりすぐに飽きてしまったりするかもしれません。
外壁に使用する場合は、ジョリーコーラルに寄せたオレンジに白色系の塗料を多めに混ぜたマイルドなカラーで全体を塗装するか、もしくはベージュや薄いコーラルとのツートーンにするのもオススメです。
全体が明るい色になるのが気になるようであれば、雨樋・破風板などの付帯部をブラウンやホワイトのベーシックカラーで塗装すると落ち着いた印象になります。
「ジョリーコーラル」を屋根に使った場合
ジョリーコーラルのような鮮やかな色も、屋根に塗装するのであれば差し色になっておしゃれで暖かい印象になります。
外壁はホワイトやベージュ系のナチュラルカラーで抑えて屋根の明るさを際立たせたり、黄色みがかったクリーム色の外壁と合わせたりして建物全体を優しい印象に仕上げるのも良いアイデアかもしれません。
オレンジ系の塗料でも、ウレタンやシリコン、フッ素などの種類が揃っていて、遮熱効果のある塗料も販売されているので、おしゃれな外観でありながら高機能な塗料を選ぶこともできるんです。
外壁塗装というと色選びに迷ってしまうことも多いですが、建物の耐用年数を40〜50年ほど、外壁塗装を10年に一度のペースで行うとすると、カラーリングを変えてみるチャンスは4〜5回ほどあることになります。
今年は気分を変えて、春らしい明るいカラーの塗装を選んでみるのもいいかもしれませんね。
屋根・外壁塗装で思い切って今年の流行色「ジョリーコーラル」にトライしてみたい方は、ぜひ私たちくりはら塗装にご相談ください!