我孫子市教育委員会の入札案件を栗原塗装工業が落札
今回の事例は久寺家中学校の武道場の屋根塗装工事です。
久寺家中の武道場は、体育などの授業に加え、剣道部が使用しています。
築年数は四十年ほどで、2階建の鉄骨造で、屋根は折半屋根(トタン素材)です。
いままで、屋根の塗り替えは行ったことはないそうです。
武道場にはエアコンが設置されておらず、せめて、屋根を遮熱塗料で塗り替えたいとのことから、
何年か前から、学校側が教育委員会に希望を出していたようです。
今年度、ついに予算が通り、入札塗装案件として栗原塗装工業が落札しました。
武道場屋根塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄 さび止め 上塗り2回
屋根塗装に加えて柱も塗り替え
築年数から考えて、屋根の劣化は相当進んでいるものと思われましたが、思ったほど劣化していませんでした。
ただし、屋根の上には木の枝や、テニスボール、文房具など散乱していました。
塗装はさび止め『サーモアイプラプライマー』を塗った後、対候性の高いフッ素系の遮熱塗料『サーモアイ4F』を上塗りしました。
遮熱塗料は色のバリエーションが少ないのですが、今回はクールスカイブルーを選んでいます。
武道場の鉄骨の柱は、当初は塗り替え予定はなかったのですが、発注者である我孫子市教育委員会に要望し変更契約で追加で塗装しました(価格は格安です)。
変更契約までして、塗り替えた理由としては、柱のさびの状態などを考慮すると塗装業者としては見過ごすわけにはいかなかったことと、屋根塗装のためにせっかく足場を設置しているので、ついでに塗り替えてしまった方がよいと考えたからです。
柱の状態から、今回塗りなおさなかったとしても、早晩塗り替えが必要と思われ、再度塗り替えとなると、また足場を架けなければならず、市側に余計な予算が必要になります。
柱は高圧洗浄後、ケレンでさびをしっかり落とし、さび止め『イージーワン』を塗布し、上塗りは『1液ファインシリコンセラUV』を塗りました。
また、破風板などの茶色の部分も塗り替えています。