外壁塗装の塗り替え時期を迎える住宅が多い流山市
栗原塗装工業の外壁塗装工事の事例です。今回は2018年の春に実施した流山市の外壁塗装工事の施工事例を紹介したいと思います。くりはら塗装では我孫子市内の塗装工事以外でもお引き受けいたします。
流山市は、我孫子市と同じ千葉県北西部・東葛地域にある街で、柏市の西側、埼玉県との県境にあります。「都心から一番近い森のまち」というキャッチフレーズで、ここ十数年、子育て世代をサポートする行政サービスに力を入れており、つくばエクスプレスの開通後、都心から流山市へ移住する方も増えています。2005年のつくばエクスプレス開業に前後して建築された住宅などは、ちょうど塗り替え時期を迎えており、流山市は外壁塗装工事の需要が多い街だと言えます。
今回、外壁塗装をさせていただいた流山市の住宅は、築12~13年ほどの2階建ての一戸建て住宅で、外壁の塗り替え時期としては、ベストなタイミングでのご依頼でした。塗装工事の内容としては、外壁、破風、軒天、雨どいなどの塗り替えとコーキングの打ち替え(別業者)です。屋根は瓦屋根のため屋根塗装は必要ない塗装工事でした。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄 コーキングの打ち替え 上塗り(2回)
サイディングの意匠を生かすクリア仕上げ
塗り替えの色は、破風板や雨どいを焦げ茶色、軒天はクリーム色で塗り替えました。塗料は、シリコン系塗料の日本ペイントの1液ファインシリコンセラUVを使用しました(シリコン系塗料について知りたい方は「外壁塗装で人気のシリコン塗料を詳しく知ろう!」をご覧ください)。
外壁は、セラミック系外壁保護塗料のピュアライドUVプロテクトクリヤー(日本ペイント)を使用しています。
ピュアライドUVプロテクトクリヤーは、色のついていない透明な塗料です。主にサイディングボードの外壁塗装に用いられる塗料で、サイディングボードの意匠(外壁の模様)を生かしたままのクリア仕上げに用いられます。
流山市の住宅の外壁は窯業系のサイディングボードが用いられていました。窯業系のサイディングボードは、壁面が一色ではなく、美しくデザインされていることが多く、流山の戸建て住宅も綺麗なレンガ風の意匠が施されていました(サイディングボードについて知りたい方は「サイディングボードってどんな外壁材? 特徴や種類を徹底解剖!」をご覧ください)。
窯業系サイディングボードの場合、風雪や太陽光などの影響にもよりますが、劣化が進むのが早いと10年くらい、もっても15年くらいの耐用年数です。この流山の住宅は築年数とサイディングボードの劣化具合からみて、塗り替え時期としてはベストタイミングだったと言えます。
サイディングの外壁は早い時期の塗り替えがいい
サイディングボードの劣化が進んでしまうと、クリア仕上げができず、色のついた塗料で外壁塗装を行うことになります。色のついた塗料でサイディングを塗りつぶしてしまうと、家の外観のイメージがまったく変わってしまいます(もともと一色のデザインのサイディング外壁であれば問題ありません)。劣化の激しい部分だけ、サイディングの部分交換をするということも技術的には可能ですが、10年以上も経っていると、製品も入れ替わっており、メーカーに在庫がない場合が多いです。そうすると同じ模様になりません。
外壁に柄物のサイディングを用いている場合は、この流山のお宅のように早めの塗り替えをおすすめします。
サイディングの劣化具合を見る場合、強い日差しの当たる西面と南面を観察したり、風呂場や洗面所など水回りの外側を観るとよいです。「塗り替えの時期がわからない」という方は栗原塗装工業までお気軽にご相談ください。