窯業サイディングとコロニアル屋根の今風の住宅
我孫子市湖北台の個人宅の塗り替え工事を行いました。
築年数がおよそ15年で、ちょうど塗り替えの時期を迎えている木造2階建の邸宅です。
こちらのお宅も、我孫子市の住宅リフォーム補助金制度を活用しており、工事費用の一部を市が補助してくれます。
外壁は壁材に窯業(ようぎょう)サイディングが使われており、屋根はコロニアルが使われています。
- 窯業サイディングとは?
- セメントを主原料として繊維質原料などを加え、熱処理した非金属の板状の外壁材です。製造過程で窯を使うために窯業と呼ばれます。非金属のため錆びることがなく、窯で焼くことから防火性にも強いのが特徴です。さまざまな模様があり、最近の住宅建築で多く使われている外壁材のひとつです。
参照:サイディングボードってどんな外壁材? 特徴や種類を徹底解剖! - コロニアル屋根とは?
- 薄型スレート瓦(化粧スレート瓦)の一種で、「コロニアル」はケイミュー(旧クボタ松下電工外装株式会社)が販売する屋根瓦の商品名です。価格が安く、軽量でカラーバリエーションも豊富なことから、最近の住宅の屋根材で最も使用されています。
コーキングは専門業者に依頼
窯業サイディングの外壁は、板状の外壁材を並べるために継ぎ目ができます。この継ぎ目の隙間を埋めるためにコーキング処理が施されています。継ぎ目は8年を経過したあたりから劣化が進むと言われていて、築15年のこのお宅のコーキングはずいぶんと劣化が進んでいました。また、サッシ周りの継ぎ目も打ち替える必要があり、専門のコーキング業者を呼んで、作業してもらいました。
弊社のスタッフでもコーキングはできないことはないのですが、栗原塗装では、コーキングは基本的に外注します。なぜなら、ペンキ屋さんのコーキング処理よりも専門業者のコーキング処理の方が耐久性が良いからです。お客様と打ち合わせする際に、耐久性のことをご説明し、ご納得いただいております。
レンガ色の外壁に「チョコレートみたいでかわいい」
今回のお宅は外壁の色を前のものと大きく変更しています。打ち合わせの際にお客様からご要望をいただき、栗原塗装からも何種類かの色を提案しました。
「1階と2階の色を分けてみてはどうか」という相談もいただきました。もちろん、色を分けて施工することも可能です。色見本をお渡しし、最終的にはお客様がご近所の住宅をまわって、赤レンガ色に決定しました。
色の決定は、急いで必要はありません。足場を組んだり、高圧洗浄やケレンといった作業もあるので、工事開始直前に決めていただいても大丈夫です。
上塗りで使用した塗料は、外壁が「1液ファインシリコンセラUV」、屋根が「サーモアイSi」で色はクールナポリブラウン。いずれも日本ペイントの塗料になります。
外壁の作業工程
足場設置 高圧洗浄 コーキング打ち替え 養生(窓など汚れ防止) ケレン(清掃) 下塗り(サーフェイサー「パーフェクトサーフ」) 上塗り(2回)
屋根の作業工程
高圧洗浄 下塗り(遮熱専用下塗り「サーモアイシーラー・白」) 上塗り(2回)
塗装工事が完了した時期がバレンタインデーに近かったこともあって、施主のお嬢さんが「チョコレートみたいな色でかわいい」と喜んでくれていたのが印象的です。また、施主様からも「丁寧に仕事をしていただきよかったです」とのお言葉をいただきました。
お客様に喜んでいただき、また、がんばろうと従業員一同、モチベーションを高めることができました。