ずっとお家に住んでいると、必ず訪れる外壁メンテナンスの時期。
でもそこまで頻繁にやるものでもないし、一体どんなことをするのかもわからない。
そこで今回は、外壁メンテナンスに関する疑問をジャンル分けして、一気に回答していきたいと思います。
外壁メンテナンスをこれから行う方、検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
メンテナンスの時期に関する疑問
Q ひび割れやめくれが発生してからメンテナンスを行えばいいの?
A よく、外壁にひび割れやめくれが見つけたときにメンテナンスを行えばいいという人もいますが、これは大きな間違いです。ひびは突然大きく入るものではなく、小さいひびから始まって広がっていきます。
普段生活している中で気づくほどひびが入っていたら、すでに数か月から数年経っている場合もザラで、放置したままでいると外壁トラブルの原因にもなりかねません。
Q 塗装の塗り替え時期っていつごろなの?
A 外壁塗装をする目的はお家を綺麗に見せるためだけでなく、外壁内部への浸水や他の外壁トラブルを防止するという意味合いもあります。塗装の塗り替え時期は、お家によっても変わりますが、防水性が損なわれる前に行うのが一般的です。
一般的に言われるメンテナンスのサイクルは下記のようになります。
- 吹き付け外壁(モルタル) 6~10年
- サイディングボード 7年
- ALCパネル 10年
- 木材部分 3年
- 鉄材部分 3年
これらはあくまで目安ですが、周囲の状況や劣化具合によってはもっと早い段階でメンテナンスが必要になる場合もあります。部分的に木材や鉄材が使われている場合は、部分的にメンテナンスを行う必要があります。
また、直射日光が当たる箇所や風通しが悪く湿気がたまりやすい場所は、紫外線やカビ・コケ・藻などの影響を受けるためこの限りではありません。
メンテナンスの内容に関する疑問
Q 外壁のメンテナンスを行う前に、なにか準備は必要?
A 基本的にはすべて専門業者さんにお任せして問題ありません。
しかし、塗装工事が始まったら足場を作ったり、必要な場合は周囲のお家に養生しなくてならならない場合もあります。業者さんが入ってから、周囲のご家庭にも工事のお知らせをすることになりますが、事前にお話をしておくとよりスムーズになります。
Q 外壁のメンテナンスって一体どんなことをするの?
A 外壁メンテナンスで一番多い疑問は、メンテナンスの内容に関する疑問です。
外壁のメンテナンスは主に「塗装」「洗浄」「補修」「防水処理」の4つです。メンテナンス前に専門業者さんが外壁の状態をチェックして、相談しながらメンテナンスの内容を決めていく形になります。
- ■ 塗装
- 外壁は常に外気にさらされており、太陽光や雨風などで劣化していきます。もちろん経年劣化による影響もあって、外壁は少しづつ弱くなっています。塗装は外壁のそういった劣化からお家を守るためのコーティング作業のことです。
- ■ 洗浄
- 外壁の補修や外壁塗装の前に行う洗浄は、外壁のカビ・コケ・藻やチリ・ホコリを落とすための工程です。
外壁の汚れを落とすだけでなく、作業しやすい環境をつくることができます。 - ■ 補修
- 外壁のひび割れやシーリングの劣化を修復する工程が補修になります。
ひび割れや劣化したまま塗装などの工程を行っても、塗料の付着がうまくいかず、塗料がはがれる原因にもなってしまいます。また、ひび割れを放置したままにしてしまうと雨水が侵入し、カビ・コケ・藻が繁殖してしまう原因となる可能性があります。 - ■ 放水処理
- 防水処理も、塗装の前に行われる工程です。内部への水の侵入を防ぎ、外壁の耐久性にも影響する大切な工程になります。防水処理が適切に行われないと、建物全体の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
Q 外壁メンテナンス前の調査はどんなことをするの?
A メンテナンス前に業者さんが行う外壁調査は、塗装工程前に外壁の状態を正確に把握するため行われます。
主に「剥がれ」「欠損」「チョーキング」「ひび割れ」「水漏れ」「浮き・ふくれ」「錆水の付着状況」などを目視で確認し、メンテナンスの内容を決めて見積もりを立ててくれます。
Q 外壁メンテナンスにかかる期間は?
A 目安としては4~7日間と言われていますが、周囲の状況や外壁の状態に大きく左右されます。お家によって変わってくるので、業者さんに直接聞くのが一番確実です。見積もりを終えた後に業者さんに尋ねてみてください。
まとめ
今回は外壁メンテナンスの疑問にお答えしてきましたがいかがだったでしょうか?
今回ご紹介した疑問は、ポピュラーなものを中心にして集めたものでしたが、お家の状況によって外壁に関する疑問は多種多様です。
もしまだわからないことがあれば、栗原塗装工業までぜひ相談ください。あなたのお家を直接診断させていただきます。