2020.08.3

戸建住宅の屋根で使われる人気の色ベスト5

  

屋根の色をどうするかは、屋根塗装を考える多くの人が頭を悩ませるポイントでもあります。

寄棟や切妻のような屋根形状では屋根の色が意外と目につくため、外壁塗装の色選びのように慎重に選ぶ必要がありますが、あまり難しく考える必要はありません。
そこで、今回は外壁塗装の色選びの参考に、戸建て住宅の屋根塗装で選ばれている人気カラーベスト5をご紹介します。

【5位】明るい「グリーン系」

屋根にグリーン系の色というのは意外に思われるかもしれませんが、街をよく見回していると明るめのグリーンから暗めのモスグリーンまで、グリーン系のカラーで塗装された屋根は結構見つかると思います。

グリーンは地球をイメージさせるアースカラーの代表格ですので、ナチュラルで優しいイメージになります。
余談ですが、大阪城や歴史ある神社仏閣など、銅の屋根材が葺かれていて緑青(ろくしょう。銅のサビ)が発生し屋根が緑色に見える歴史的な建築物も多数あります。

【4位】さわやかな「ブルー系」

2度目の塗り替えの住宅の屋根を爽やかなブルーに

ブルーは広大な海や青空を連想させる色で、明るく、爽やかでフレンドリーなイメージのある色です。

また、鮮やかでありながらも落ち着いていて派手になりにくい、とても使い勝手の良い色でもあります。
青い塗料は一般的に紫外線の影響を受けにくく色あせにくいというメリットがあり、年間を通して強い紫外線を長時間受け続ける屋根の塗装に適した色であるといえます。

【3位】落ち着いた雰囲気の「ブラウン系」

バレンタインプレゼントはチョコレート色に塗り替えられたお家

ブラウン系はシックで落ち着いた雰囲気がある色、樹木の木肌や大地の温もりをイメージさせる色で屋根塗装でも人気があります。
近年、外壁の色として高い人気を誇っているベージュやクリーム色との相性も抜群に良く、ブラウン系の屋根はここ数年特に人気が高まってきているようです。

【2位】シックで安定感のある「黒・グレー系」

お客様用の色見本サンプルをオーダーして、外壁の色を決定

多くの日本人にとって、黒く塗装された屋根は日本の伝統ある瓦屋根を彷彿とさせるのではないでしょうか。

一言で瓦と言ってもその種類や色には様々なバリエーションがありますが、黒っぽい色〜銀色を帯びたものは釉薬で色をつけたものと、燻化(くんか)という過程によって炭素の膜を形成させた「いぶし瓦」があり、どちらも重厚で安定感のある仕上がりになります。

もちろん、瓦以外の屋根材出会っても、黒系で塗装するとシックで格式の高い雰囲気になり、建物全体が引き締まって見えます。

黒は熱を吸収しやすいというデメリットがありますので、屋根塗料は断熱性能や遮熱性能が高い塗料(高日射反射率塗料など)を選択すると良いでしょう。
黒をグレー寄りに明るくしていくと、表面温度の上昇を抑えることができます。

【1位】赤系(赤、赤茶) 明るい人気色

西洋風鬼瓦のコロニアル屋根を遮熱塗料で塗り替え

はエネルギーやアクティブさ、若さを感じさせる色で、古くから屋根にも広く利用されてきた色でもあります。
屋根を赤系のカラーで塗装すると、建物全体が活気のある、モダンな雰囲気に仕上がります。

赤い屋根というと、どことなくヨーロッパのような異国の街並みや、首里城に代表されるような沖縄の風景をイメージされるかもしれません。
それらの瓦が赤みを帯びるのは、粘土でできた瓦を焼き固める際、酸素によって炎が完全燃焼するよう焼成する(酸化焼成)と粘土の中の鉄分が酸化して赤く変色するためです。
日本国内の他の場所では、鳥取県や広島県の一部地域で使われている石州瓦が赤みがかったデザインになっており、その地方独特のユニークな景観を生み出しています。


いかがだったでしょうか?
屋根塗料は定番の色から意外性のある色まで、本当に様々な種類の色が用意されています。
周囲の景観や外壁の色などとも合わせて、屋根塗装のカラーコーディネートをぜひ楽しんでください。

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