2019.04.15

高圧洗浄で外壁を美しく!家庭でもできる高圧洗浄の方法

新築や外壁塗装リフォームを行ったばかりの頃は美しかった外壁も、月日が経つにつれてゆっくりと汚れが目立つようになってきます。外壁のクリーニング・メンテナンスは屋内の清掃のように簡単ではありませんが、プロでなければ不可能というものでもありません。
今回はプロでなくてもできる外壁の高圧洗浄についてご説明します。

外壁のメンテナンスは重要。汚れは劣化を早める

建物の立地条件によって外壁に付着する汚れの種類は異なりますが、土ぼこりや黄砂、排ガスの煤(すす)が付着したり、風通しが悪く湿気の多い場所では外壁にカビや藻が発生したりする場合もあります。

土ぼこりや排ガスなどの付着汚れを放置しておくと外壁の塗膜の劣化の原因になりますし、カビや藻のような生物・植物タイプの汚れは肉眼では見えない菌糸や根が外壁塗装の鼓膜に食い込んで劣化を早めます。

また、断熱性能や遮熱性能のある高機能塗料であれば、汚れによって本来の性能が発揮されなくなることもあります。

塗装業者が使う業務用高圧洗浄機と家庭用の違い

外壁の汚れは美観を損ねるだけでなく、外壁の劣化を早め家屋全体の耐久性が下がる原因にもなるため、可能な限り定期的なメンテナンスを行うと良いでしょう。

外壁塗装工事の現場で使用されるプロ仕様の高圧洗浄機の特徴

  • 価格は20~30万円程度(防音型は40~50万円・くりはら塗装の高圧洗浄機は防音型です)
  • 重量は50~100kg程度
  • エンジンで駆動するため電源は不要だが、燃料が必要で騒音も大きい
  • 水にかかる吐出圧力が高い(15~20MPa程度)

一般家庭向けの高圧洗浄機の特徴

  • 価格は3万~10万円程度
  • 重量は5~10kg程度で片手でも持ち運べるものが多い
  • モーター駆動のため電源が必要だが、騒音は小さい
  • 水にかかる吐出圧力は中程度(7~10MPa程度)

外壁塗装工事に使われる業務用の高圧洗浄機と比べると、一般家庭向けはスペック的に見劣りするように思えるかもしれません。

しかし、塗装業者が塗装工事前に行う高圧洗浄は塗料がしっかりと壁面に密着するように目に見えないミクロの汚れ・不純物を徹底的に洗い流す目的で行われますが、一般家庭での高圧洗浄は外壁の汚れをある程度落とすだけで十分ですので一般向けとしてホームセンターやネットショップなどで簡単に手に入る高圧洗浄機でも外壁を十分きれいにすることができます。

自分で外壁を高圧洗浄!準備するものは?

高圧洗浄機のメーカーはたくさんありますが、業務用の高圧洗浄機や電動工具などを製造しているメーカーのものであれば安価な一般向けの製品であっても信頼を置くことができるでしょう。

高圧洗浄機の有名なメーカーとしては「ケルヒャー」「マキタ」「日立工機(HiKOKI)」「リョービ」などがあります。

また、外壁の汚れが特に目立っていたり、付着した汚れがこびりついたりしているような状態でなければ、非常に高い水圧は必要ありません。

高圧洗浄機以外に特別な道具は必要ありませんが、洗浄を行う際はバケツやブラシ等も手元に準備しておくと良いでしょう。

自分で外壁を高圧洗浄!作業上の注意点

一般家庭用の高圧洗浄機であれば水圧が高すぎて壁面を傷めてしまう心配はありませんが、壁面にノズルを近づけすぎず、全体をまんべんなく洗浄するようにしましょう。
また高圧洗浄で落ちない汚れがある場合も研磨剤や研磨剤入りのスポンジ(メラミンスポンジ)などでこすると外壁表面を傷つけてしまいますので、使用できません。

高圧洗浄機を使用すると騒音や水の飛散でご近所に迷惑がかかってしまうこともありますので、作業を行う際には近隣に配慮し、可能であれば事前にご挨拶しておくことも肝心です。

家庭用の高圧洗浄機でもある程度きれいにすることができますが、高い位置の汚れを落とすのには限界があります。

外壁全体の汚れをすみずみまでしっかり洗浄したい場合には、高所作業だけでなくご近所への挨拶にも慣れている塗装業者に相談してみるとよいでしょう。

くりはら塗装では塗装工事だけでなく外壁の高圧洗浄のみのご相談もお受けしています。

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