なんどか増築をしている鉄骨造の事務所
今回の事例は重機解体などを行っている事務所の外壁塗装、屋根塗装工事です。
鉄骨造の3階建、外壁は鉄板サイディングで屋根はトタンです。築年数は四十年くらい、なんどか増築を行っている建物です。
1階は事務所、2階3階は社員寮のような部屋のある建物で、以前はカラオケ屋さんだったようです。
見積もりをお出ししたのは2021年の5月で、発注があったのが12月でした。
実際に現場にいったら、ちょっと驚いたことがありました。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄
【屋根】 ケレン さび止め 上塗り
【外壁】 コーキング補修 さび止め 上塗り
見積もり時にあった建物の一部が撤去されていた
事務所の裏側にあった建物の一部がなくなっていました。
どうやら自分たちで解体撤去したようなのです。本業が解体業なので、お手のものなのでしょう。
建物の一部がなくなったのですが、もともと塗り替えない部分もあったことと、残った部分の形状などから、塗装面積と足場面積が増えてしまいました。
(5月の見積もりでやらせていただきました。)
屋根も外壁もサビが出ており、外壁のサイディングに至っては数センチの穴が開いていました。
比較的小さな穴だったため、コーキングで補修しました。
屋根はケレンしてさびを落とした後に、さび止め『イージーワン』を塗り、その後『シリコンルーフⅡ』を2回塗りしました。
冬場は霜が降りたり、屋根の一部が凍ったりしています。霜や凍結がある場合は、作業ができません。また、工事期間中に降雪もありました。雪が残っていると作業ができず、全体的に作業は遅れがちでした。
とくにトタン屋根は金属製なので、日陰は温度が上がらず雪は溶け残りがちです。勾配も緩いため、霜の水滴も落ちにくいです。
コロニアルの屋根などですと、勾配があるためここまで作業効率は落ちません。
屋根塗装については、10時~14時くらいまでが作業時間となります。
仕上げ塗料も15時くらいまでに終わらせておかないと、乾ききらない塗料が夜露などの影響で艶ムラがでてしまいます。