震災時にできた外壁のクラックが雨漏りの原因
今回の事例は柏市の会社事務所の外壁塗装と屋上の防水工事を行った事例です。
夏の大雨で、雨漏りがあったということで、雨漏りの修繕を兼ねた塗装工事になります。
築30~40年ほどの軽量鉄骨ALCの建物で、外壁の塗り替えも何度か行っているようですが、その前の塗り替えはすくなくとも十年以上前のようです。
というのも、外壁に東日本大震災時にできたであろうと思われるクラックが多くみられるからです。
軽量鉄骨ALCは、断熱性や遮音性のも優れており、建築費も比較的安いので会社事務所や工場などでもよく見られます。
しかし構造上、大きな地震が発生すると、ALCの外壁にクラックが生じやすいです。
雨漏りの原因は、外壁にできたクラックから雨水が内部に染み出してしまったものと考えられます。
本来ならば、外壁全部を補修し塗り替えた方がよいのですが、こちらの事務所は隣接する工場ともつながっており、全部塗り替えるには予算もかかります。
ですので、今回は雨漏りの原因となったと思われる箇所を重点的に、必要最低限の部分だけの塗り替えとなりました。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄
【屋上】 コーキング補修・ドレーン交換 シート専用塗料による防水塗装
【外壁】 コーキング補修 下塗り 上塗り
外壁の下塗りはパーフェクトサーフの白を使用しました。
上塗りは一液ファインシリコンセラUVにて塗装。色は既存色にて塗り替えました。
同じ色で塗り替えたのですが、外壁の途中からの塗り替えになりますので、塗り替えていない外壁部分との境目は、どうしても色の違いが出てしまいます。