高圧洗浄は居住者から水を借りました
今回は我孫子市湖北台の2階建てアパートの外壁塗装・屋根塗装の事例です。
アパートを管理する不動産屋さんからのご依頼になります。
築年数は30～40年と古い建物で、今回の塗り替えは何度目かの塗り替えになります。
１階３世帯、２階３世帯の６世帯が入居できるアパートで、外壁はサイディングボードを使っており、屋根は今はほとんど作られていない、トタン製の折半屋根でできています。
このアパートは共用の水道がないため、居住者のお宅の水道のお水をお借りして高圧洗浄を行いました。
もちろん、施主である不動産会社が居住者の方とお話をして、許可をいただいたものです。
共用で使用できる水がない場合は、一般的には水をタンクに入れてトラックで運んできて使用します。
居住している方の水道を使わせていただくというケースはかなりレアケースなのですが（弊社が水を用意した場合の費用と、居住者さんの水道代を負担した場合を比べた結果）施主の予算的なものかと思われます。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄
【屋根】 アンテナ撤去 下塗り（さび止め） 上塗り
【外壁】 下塗り 上塗り
傾斜のない折半屋根は雪に注意
屋根はトタン製の折半屋根と呼ばれるもので、ほぼ傾斜のないフラットな屋根です。
フラットな屋根とはいえ、雨はきちんと流れてくれます。
しかし、大雨の場合や雪の日は気をつけなければいけません。
とくに雪の場合、積もって溶けた雪が折半屋根の隙間から天井に入り、雨漏りを起こします。
我孫子市は地域的に雪が積もることはめったにありませんが、すき間に塗料をしっかり入れて、すき間から水が入り込まないようにしています。
折半屋根は断熱材も使われていません。
今回は予算の都合で遮熱塗料は使えませんでしたので、２階にお住いの方は、夏は暑いかもしれません。
塗り替え前はすっかりくすんでいましたが、シルバーの塗料が使われており、同様の色で塗り替えました。
屋根には、アナログのテレビアンテナが設置されていましたが、アパートは現在、ケーブルテレビに加入しており、アンテナ不要とのことで撤去しました。
元はシルバーだった屋根もくすんでグレーになっています
フラットな折半屋根をシルバーに塗り替えました
外壁の一部をカチオンで補強
サイディングボードの外壁は、一部が反り返ってしまっていたため、カチオンで補強しました。
日本ペイントの『パーフェクトサーフ』で下塗りし、おなじみ『一液ファンシリコンセラUV』にて上塗りしました。
色は元の色はベージュだったのですが、今回は薄いグレーで塗り替えています。
外壁のほか、玄関、手すり、ポストなども同じ色で塗り替えています。
外壁の一部はタイル調のサイディングが使われており、その部分は『UVプロテクトクリア』という塗料を使ってクリア塗装しました。
外廊下の天井はキーストンプレートという金属性のでこぼこした板が使われるのですが、この部分はさびて傷んでいました。
さび止めを塗り、濃いグレーで塗装しました。階段や階段の床、廊下の床なども同じ色で塗り替えています。
廊下の天井部分がキーストンプレートです
タイル調のサイディングはクリア塗装しました
