屋根のコロニアルは耐久性に難あり
今回の事例は、我孫子市中峠にある木造2階建て住宅の外壁塗装事例です。
ハウスメーカーによって建築された建売住宅で、築12年になります。
外壁材はサイディング、屋根材はコロニアルを使っています。
屋根材のコロニアルは、ノンアスベスト時代の最初の頃のコロニアルで、当時のものは、製品によっては耐久性に問題があるものが存在しました。今回塗り替えた住宅のコロニアルも劣化が著しく、コロニアルを貼りかえる、あるいは上から別の屋根材を重ねるカバー工法が必要な状態でした。
今回はカバー工法による屋根材の補強を行いました。
コロニアルの上にコロニアルを載せる場合もありますが(施工する会社やお客様の希望によります)、今回はコロニアルの上にガルバリウム鋼板を貼りました。
屋根には太陽光パネルも設置されていたので、太陽光パネルを外してガルバリウムを設置しました。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄 コーキング打ち替え クリア塗装(2回)
太陽光パネルを考慮した足場設置
通常ならば、屋根材の交換は工務店さんにお任せするのですが、この事例ではくりはら塗装も一部作業をお手伝いしました。
足場設置は栗原塗装工業が担当したのですが、太陽光パネルを外して、一時的に足場に置く必要があったため、広めの足場としました。
太陽光パネルの取り外しや再設置の作業もお手伝いしました。
外壁はサイディングの意匠性を生かす
外壁に関しては、意匠性のあるサイディングだったので、意匠性を生かすクリア塗装を行いました。
塗装前に、コーキングを打ち替え、クリア塗装は日本ペイントの『UVプロテクトクリア』を使用しました。
今回の事例は、屋根材のコロニアルが塗装で修繕が利く状態ではなかったので、カバー工法によるガルバリウム鋼板への交換ということになりました。
2000年代前半のコロニアル屋根はノンアスベスト製品が出始めの頃で、急ごしらえの製品もあったため、通常よりも耐久性が低い屋根でした。
時期に戸建て住宅を購入した方は、一度、屋根をチェックしてみるといいかもしれません。