オーナーの要望でグリーンからブルーへ
今回の塗装事例は、我孫子市根戸の木造アパートの外壁塗装・屋根塗装の事例です。
「根戸」は我孫子市と柏市の市境にある地域で、我孫子市根戸と柏市根戸の両方が隣接して存在します。国道6号線の北側にある住宅地ですが、畑も多くみられます。最寄り駅は我孫子駅よりも北柏駅の方が近いです。
塗り替えを行ったアパートは、木造2階建で築約30年、4所帯のそれほど大きくはない建物になります。
塗り替え工事は初めてではなく、オーナーの要望で今回はグリーン系の配色からブルー系の配色に変更することになりました。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄
【屋根瓦】下塗り(シーラー) 上塗り(シリコン塗料)2回
【外壁】下塗り(サーフェーサー) 上塗り(シリコン塗料)2回
【床】下塗り(プライマー) 上塗り(床専用塗料)
洋瓦はコーキングで補修し塗り替え
このアパートの特徴は、屋根が洋瓦を使用していることと、外壁が幕板を挟んでツートンカラーになっていることです。
屋根瓦は、日本瓦の場合は塗装を行わないのですが、洋瓦の場合は塗装します。これは瓦の材質などの問題からです。
瓦は苔が生えやすいので、高圧洗浄でしっかりと苔を落とします。また、耐久性が高いのですが、割れてしまうと交換しなければなりません。今回は少しヒビが入っている瓦が数枚あったのですが、交換するほどの損傷ではなかったので、コーキングで補修しました。
上塗りの塗料はエスケー化研のヤネフレッシュSI(ブラック)を使いました。
幕板・破風はトタンを巻いて強化
外壁には1階と2階の境に幕板があるのですが、幕板は交換することになりました。そのほか、雨どい、破風なども交換します。
幕板や破風などの木部は、木のままのむき出しの状態では、数年で劣化してしまい、塗り替えが必要になってきます。そこで、トタンを巻くことによって、強化し、メンテナンスサイクルを外壁と同等にします。
トタンを巻くことで、コストは上がってしまうのですが、木部の塗り替えと外壁塗装を別々に行うことを考えると、トータルコストではトタンを巻いてしまったほうがいいと思います。
こちらは、板金屋さんに外注し作業してもらいました。
1階は濃い色、2階は薄い色
外壁は1階がモルタルで、2階にはサイディングで施してあります。1階を濃いブルー、2階を薄いブルーに塗り分けました。
塗り替え前もそうでしたが、1階を濃く、2階を薄くすることで、どっしりした安定感のある印象になります。
外壁塗装に使った塗料は日本ペイントの1液ファインシリコンセラUVです。