築30年超の市営団地のリフォームのお手伝い
我孫子市には7つの市営団地(295戸)があります。今回は、そのうちの栄団地と根古屋団地の部屋の室内の天井塗装工事事例を紹介したいと思います。
栄団地は、JR我孫子駅と天王台駅の中間、やや我孫子よりにある市営団地で、昭和56年築、鉄筋コンクリート造、陸屋根、4階建ての建物で、間取りは3DKです。
根古屋団地は我孫子市中峠(なかびょう)にあります。JR湖北駅から徒歩十数分ほど北へ向かったところにある市営団地で、平成元年築、鉄筋コンクリート造、スレート葺、3階建ての建物で間取りはこちらも3DKです。
栄も根古屋もそれぞれ1部屋ずつの工事で、近々入居される方がいるため、内装工事の一環として塗装工事を行いました。
天井塗装はリフォーム工事のなかでは初めの方の工程になります。塗装工事の後に水回りの修繕を行ったり、内壁の壁紙を張り替えたりします。
塗装工事の流れ
【天井・壁】養生 下塗り(シーラー) 上塗り2回
入居者が新たな気持ちで生活をはじめられるように
市営住宅はいずれも古い建物ですが、リフォームすることで、なるべく新築に近い状態で新しい入居者を迎え入れます。入居される方が、新たな気持ちで生活をはじめられるように、くりはら塗装としても塗装工事に気持ちを入れています。
今回は天井の材質上、劣化して骨材が粉状になって落ちてくることがあるので、単層弾性塗料を使用し、塗膜で骨材の劣化を抑え込みます。
使用した塗料はエスケー化研の「セラミクリーン」です。
セラミクリーンの特長
- エスケー化研独自の技術による弾性セラミックシリコン樹脂を結合材とすることで、従来の単層弾性塗材よりも耐久性に優れています。
- 塗膜構造によって低汚染性を発揮し、また防かび・防藻性にも優れていて、衛生的な環境を維持できます。
- 弾性塗膜なので、微細なひび割れに追従し、雨水の侵入を防ぐほか、透湿性にも優れ、内部結露を防止します。
また、天井以外では木枠なども塗装しています。
木枠は溶剤系塗料である日本ペイントの1液ファインシリコンセラUVを使用しました。