早めの外壁塗装は家を長持ちさせる
今回の外壁塗装事例は、我孫子市寿1丁目の2階建ての戸建住宅の外壁・屋根の塗り替え工事です。寿1丁目は、我孫子市南口から東に向かって徒歩10分くらい歩いたところに位置する住宅地です。
塗り替え工事を行ったお宅は、築二十数年で、一度別の業者で外壁・屋根の塗装工事を行っているそうで、前回の塗装工事から10年経っていないくらいだとのことでした。
屋根も外壁も、築年数が経ちすぎる前の、早めの塗り替えをおすすめします。ひび割れなど劣化する前に塗り替えを行うことで、家を長持ちさせることができます。外壁塗装は外壁をコーティングしていると考えていただければ分かりやすいかもしれません。
こちらのお宅も、我孫子市の住宅リフォーム補助制度利用しました。住宅リフォーム補助制度を活用することで、工事費が少し戻ってきますので、我孫子市で外壁塗装や屋根塗装のほか、リフォームをお考えのお家は、この制度を検討することをおすすめします。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄
【外壁】下塗り 上塗り(2回)
【屋根】下塗り(遮熱塗料用シーラー) 上塗り(遮熱塗料)
【ベランダ】パテ埋め 下塗り(プライマー) 上塗り(FRP) タイル張り(プラスチックタイル)
屋根のタスペーサーが規定量の半分しかない
塗装工事はお見積りを算出する際に現地調査を行い、建物を一通り見て回ります。
今回のお宅では屋根を調査した際に、タスペーサーが規定量の半分しか入っていないことが明らかになりました。
タスペーサーとは、「屋根の縁切り」に使う部材です。屋根は、屋根材同士が上下に重なっている部分に隙間があります。
この隙間があることで、通気がよくなったり、雨水が排水されたりします。屋根塗装の際は、塗料でこの隙間が密着してしまうことがあります。
この隙間にタスペーサーを差込み「縁切り」することで、屋根面を傷つけることなく、屋根材同士の密着を防ぐことができます。
そこで、タスペーサーを追加して、屋根塗装を行いました。
下塗りは、サーモアイ、上塗りはサーモアイSI(色はマルーン)。いずれも日本ペイントの遮熱塗料です。
ベランダはパテで補強してプラスチックタイルを敷く
外壁はモルタル壁で、今回はエスケー化研の塗料を使いました。下塗りは水性ミラクシーラーエコ。上塗りはアートフレッシュです。
また、出窓など白い部分は、エポキシ樹脂で下塗りし、上塗りは一液ファインシリコンセラUVを使いました。
ベランダ部分は、床がタイル敷きになっていました。
このタイルを外して、塗装後に戻すはずだったのですが、床もタイルそのものも劣化が著しかったため、新しいタイルに交換することになりました。
ベランダ部分も高圧洗浄を行った後、ひび割れなどをポリエステルパテで埋め、プライマーで下塗り、FRPで上塗りします。
タイルは価格的にも安く、重量も軽いプラスチックタイルを敷きました。