我孫子市の東の消防拠点の外壁塗装を担当
昨年11月~12月にかけて、我孫子東消防署の外壁塗装工事を行いました。東消防署は、JR成田線の布佐駅と新木駅の中間に位置し、布佐地区を中心に我孫子市の東側エリアの消防・救急を担当しています。水槽付ポンプ車2台、高規格救急車1台、指令車1台が配備され、日々我孫子市民の暮らしを見守っています。
工事の発注者は我孫子市で受注は石坂建設株式会社です。屋上防水も含めた工事で、栗原塗装工業は協力会社として外壁塗装部分を担当しました。
建物は1987年2月に建築されたので、2018年の時点で築31年。延べ面積はおよそ609平方メートルで、鉄筋コンクリート造の2階建てです。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄 クラック補修 養生(ここまで石坂建設担当)
【外壁】 下塗り(2種) 上塗り(2回)
【訓練棟・キュービクル・鉄鋼部】 下地処理 下塗り(さび止め2回) 中塗り(フッ素樹脂) 上塗り(2回)
定められた作業仕様に沿って外壁を塗装
今回の外壁塗装工事は、防水工事や壁面のクラック補修なども行いますが、こちらは石坂建設が担当します。足場設置や養生も石坂建設が施工するので、私たち栗原塗装工業は外壁を中心とした塗装工事だけに専念できます。
外壁、金属部分など塗装工事に用いた塗料は、すべてエスケー化研の塗料を採用しました。
公共工事の場合、標準化された作業仕様が決まっており、使用する塗料メーカーは基本的に1社です(どのメーカーを使うかは施工側が選べます)。きっちりしている反面、融通が利かないということもあります。例えば、個人の住宅であれば、外壁はA社の塗料、鉄部はB社の塗料といったことができます。もちろん、特殊な塗料を使う場合などは公共工事でも別々の塗料メーカーを使うことも可能です。作業工程などもきっちり決められているので、経験上「こっちがいいのに」はできません。
ただ、標準化された作業仕様というのは、基本的な塗装工事の流れですから、若い職人などにはとても勉強になります。公共工事で得られた経験やノウハウは民間のお客様の塗装工事でも大いに生かすことができます。