―施工事例―
屋根は反射率の高い色を塗装。コーキングが劣化した外壁は弾性タイルを吹き付け。
我孫子市寿 2階建 事務所兼住宅 外壁・屋根塗装工事
クラックのコーキング補修が劣化した壁をきれいに仕上げる
我孫子市寿は我孫子駅南口から国道356号線を東に向かったところにある住宅街です。
今回の塗装事例は、寿にある2階建ての事務所兼住宅の外壁塗装・屋根塗装です。築年数は40年以上経っており、壁はかなり劣化が進んでいました。もともと1階は店舗として使われていたようです。
屋根はトタン、外壁はモルタルで作られた建物でしたが、正面の事務所(店舗)部分の外壁はサイディングが施されていました。
塗装工事の流れ
足場設置 高圧洗浄
【屋根】さび止め 下塗り(遮熱塗料用) 上塗り(遮熱塗料)
【外壁】下塗り(シーラー) 弾性タイル主材吹き付け(玉吹き、頭抑え) 上塗り(シリコン系塗料)(2回)
築年数が経っていることもあり、モルタル外壁はクラック(ひび割れ)が多く見られました。このクラックを補修するためにコーキング処理がされていたのですが、コーキングしてから数年以上が経っており、コーキングそれ自体も劣化が進んでいるようでした。
コーキングが劣化したクラックを保護し、補修部分を目立たないようにするために、防水型複層塗材(弾性タイル)を吹き付けます。東京都墨田区・下町の町工場の屋根・外壁塗装は、極小足場での塗装作業でも紹介していますが、弾性タイルは圧縮したエアーで吹き付けるため、外壁面に玉のような凹凸ができることから「玉吹き」と言われています。この玉を潰す「頭抑え」を行い塗材を定着させます。
弾性タイルの仕上げ材として、微弾性のシリコン系塗料『1液ファインシリコンセラUV』(日本ペイント)を使って上塗りをします。色は明るいクリーム色にしました。
1階店舗のサイディングが施された外壁も弾性タイルを吹き付け、全体の仕上げに統一感をもたせました。
トタン屋根は反射率の高い色を選ぶことで、夏場の室温上昇を防ぐ
年数の経ったトタン屋根は、耐熱性はあまり優れていません。特に夏場は室温を上昇させてしまいます。
ゆえにトタン屋根の屋根塗装には遮熱塗料を塗るのが一般的です。今回は、遮熱性に優れた『サーモアイSI』(日本ペイント)をチョイスしました。さらに、反射率の高い「クールパールライト」という色を選びました。屋根の色は重要で、反射率の高い色は遮熱効果を高めます。反対に反射率の低い色は熱を吸収してしまうため、遮熱効果を下げることになりかねません。
築年数が経った建物であっても、塗装でひび割れや雨漏りの一部を塞ぐことができます。修理や補修よりもコストパフォーマンスはよいと思いますので、ご自宅の劣化が気になる方は、栗原塗装工業までお気軽にお問い合わせください。
今回の事例では屋根は日本ペイントの『サーモアイ』、外壁はエスケー化研の『アートフレッシュ』と別々の会社の塗料を使用しました。
栗原塗装工業では、屋根や外壁の意匠や状態、そしてお客様のご要望に合わせて、最適な塗料を選択しご提案させていただいています。