腐食による劣化の進行を防ぐために塗装修繕が必要
我孫子市教育委員会より発注をいただき、夏休みに入ったばかりの7月下旬から8月上旬にかけて、地元我孫子市の我孫子第四小学校のベランダの手すりを塗り替えました。
我孫子第四小学校は、2つの校舎があり、今回の塗り替え工事は第二校舎のベランダ手すり部分になります。
第一校舎のベランダは、コンクリート製で、第二校舎の2階ベランダはアルミ製の手すりに交換済みで、第二校舎3階のみの塗り替えとなります。
二十数年前の耐震工事の時に塗り替えを行って以来ということで、かなり劣化が進んでいました。ベランダの手すりは子どもたちが寄りかかる可能性もあるため、腐食が進んで折れると大きな事故に繋がりかねません。手すりの耐久性を保つためにも、塗装が必要でした。
塗装工事の費用を抑えるために足場を組まずに実施
ベランダ手すり塗装工事の流れ
サンダーがけによるケレン 手作業でのケレン 下塗り(エポキシ樹脂さび止め) 上塗り(ウレタン塗料)2回
今回の塗装工事は足場をかけずに、ベランダの内側から塗り替え工事を行いました。
3階部分の塗り替え工事ですので、足場かけたほうが作業効率は高くなります。しかし、学校の校舎という大きな建物の塗装となると、足場も大きくなりますので、足場を組むと価格が跳ね上がってしまいます。今回は外壁塗装を行わず、手すりの塗り替えだけなので、足場を組むと、その費用が塗装工事代よりもかさんでしまいます。
足場は安全対策で必要ではありますが、足場そのものは、工事後に残るものではありません。組まないでできるならば、その方が安くすむという場合もあります。大きな工務店などでは、こういった対応は難しいかもしれませんが、栗原塗装工業では、お客様のニーズに応えるために、足場を組まないお見積りを提出し、塗装工事を施行ました。
まず、塗装の前にケレン(清掃)作業を行います。今回の手すりはかなり錆が出ていましたので、錆びている部分を携帯ディスクグラインダーでていねいに落とします。高圧洗浄ができる場所ではないので、手作業(ワイヤーブラシ)つかって手すりを磨くようにさらに丁寧にケレンしていきます。
下塗りは、エポキシ樹脂のさび止めをハケやローラーを使って丁寧に塗っていきます。
上塗りは発注者の要望もあり、ウレタン塗料使いました(日本ペイント1液ファインウレタン)。