街道沿いの三角地帯に建てられた邸宅
この春に印西市(JR成田線木下駅近辺)の鉄筋3階建ての個人宅の外壁などの塗り替え工事を行いました。工期はおよそ3週間でした。
塗装工事の流れ
電線の養生(防護管の設置) 足場を組む 高圧洗浄 ケレン(清掃) コーキングの打ち替え 下塗り 中塗り 上塗り
街道沿いに面しており、道路と道路に挟まれた三角地帯に建っているご自宅でした。
電線を養生して外壁を塗装
街道に面した部分は、電線が窓の前に走っており、足場を組む前に電線を養生します。作業時などに電線を傷つけないため、また電線に触れて感電などを防ぐために、防護管と呼ばれる黄色の筒状のパーツを電線に付けます。この作業は電力会社によって行われるので、事前に東京電力に連絡しておく必要があります。
また、三角地帯に建っているため、図のように構造物の形状が少し特徴的で、足場の組み方が少しだけ変則的な組み方になりました。
ALCの外壁をフッ素系塗料で塗り替え
鉄骨3階建ての邸宅ということもあり、外壁にはALCが用いられていました。
ALCとはペースト状にしたケイ石・生石灰・セメントに発泡剤を加え、気泡の発生したものを高温・高圧蒸気釜で10数時間焼き固めた軽量の気泡コンクリートです。耐火性に優れ、商業施設の外壁などによく使用されています。
お客様はグレードの高い塗料での塗り替えを望んでいましたので、今回はフッ素系樹脂の塗料をお勧めしました。コーキングを打ち替えた後に、日本ペイントのパーフェクトフィーラーで下塗りを行い、中塗り後、1液ファインフッ素UV(日本ペイント)で上塗りを行いました。
色は、お客様がチョイスした明るい茶色。塗り替え前はグレーで少しくすんだ印象もあったのですが、塗り替え後は明るくモダンなイメージの家に生まれ変わりました。