―施工事例―
耐久性とコストパフォーマンスから、鉄部のみの塗装予定を外壁・屋根を含めた全面塗装に変更
我孫子並木「 つくし野ハイツ」全面塗り替え塗装工事
部分塗装の予定も現状確認で外壁、屋根の塗り替えも必要と判断
7月下旬、我孫子市並木にある木造2階建てアパートの塗り替え塗装工事を行いました。築40年ほど経つ8所帯のアパートで、入居者がいる状態での塗装工事です。
アパートのオーナー様は東京にお住まいの方で、今回はくりはら塗装のホームページをご覧になってお問い合わせいただきました。
お問い合わせをいただいた時は、鉄部だけの塗り替え予定で、外壁や屋根は、数年後に塗り替えるとのことでした。現状確認を行い、建物の状態や耐久性も考えると、外壁や屋根なども塗り替えたほうが良いと思いました。
弊社のような街の小さなペンキ屋さんは、大きな工務店さんと違って、下請けへの発注がないので、直接ご発注いただけると費用を抑えることができます。何度か打ち合わせを重ねて、まとめて塗り替えを行った方がコストパフォーマンスもよいということになり、屋根、鉄部、外壁、雨戸、玄関ドアなど全面塗り替え工事を行うことになりました。
塗り替え工事の流れ
足場を組む 高圧洗浄 鉄部のケレン 下塗り(2回) 上塗り
日常生活への影響を考慮しながら塗り替え工事を実施
アパートの隣が月極の駐車場だったため、駐車場側をシートで養生し飛散を防ぎます。それでも風の流れなどによって、細かい塗料の粒子が飛んでしまうことがあるため、念のために車にカバーをかけます。
個人宅、集合住宅に関わらず、塗り替え工事は基本的にお住まいの方が暮らしている状態で工事を行います。今回のような集合住宅では、事前にポスティングを行い塗り替えを告知します。
工事期間ずっとというわけではありませんが、どうしてもベランダに洗濯物を干せない日があります。栗原塗装工業では、居住者の日常生活になるべく影響が出ないように、事前告知の上(洗濯物が干せない日をお知らせします)、その日は集中してベランダまわりを塗装するといった工夫をしています。今回の場合は洗濯物が干せないという日は1日だけでした。
鉄部の耐久性強化のため、さび止めを2回塗装
塗り替え工事では、鉄部の劣化が激しく、オーナー様からの要望もあり、下塗りを2回実施しました。
下塗りはエポキシ樹脂のさび止めで、1回目をグレー、2回目を白と色を変えます。色を変える理由は、1回目に下塗りした部分と2回目に下塗りした部分で色が違うので、塗り残しをするリスクがなくなるためです。2回目の色が白なのは、上塗りの色に影響を及ぼさないためです。
今回のつくし野ハイツの塗り替えは、元の色と同じにしてほしいとオーナー様から要望がありました。とは言え、以前の塗装に使用した塗料の色の記録は残っていません。現場にて色見本と照らし合わせ、オーナー様にもご確認いただき色を決定します。外壁は少し緑の入った白、屋根と鉄部はエメラルドグリーン、雨戸は赤味のある焦げ茶で塗り替えました。