手賀沼が一望できる築40年ほどの邸宅
2018年2月、弊社本社近くのお宅の塗り替えを行いました。丘の上に建つ築年数が40年ほどの古い邸宅で、二階からは手賀沼が一望できるロケーションです。
今回の塗り替え工事は、我孫子市住宅リフォーム補助金制度を活用して行っています。この補助金制度は、市内の登録事業者が住宅の改修工事を施行した際に、工事費用の一部が補助されるものです。平成29年度分は終了してしまいましたが、平成30年度分が始まりましたら、あらためてご案内させていただきます。
作業工程としては、足場設置 高圧洗浄 養生(窓など汚れ防止) ケレン(清掃) 下塗り 上塗り(2回)という流れで、工期はおよそ3週間でした。途中、積雪などがあったため、若干ですが工期が伸びてしまいました。
木部も下塗りはさび止めを使用
できるだけ元の色に近い色とのご要望だったので、外壁は明るいベージュ、屋根はチョコレート色にします。
下塗りは、完成の色に合わせた色のエポキシさび止めを塗ります。今回は、外壁と軒天は白のさび止め、屋根と破風板(はふいた)は赤色のさび止めを塗りました。軒天や破風板は木部なのですが、さび止めを塗ります。木部であっても、釘などの金属も使われているため、さび止めが必要なのです。
こちらの邸宅の外壁は金属サイディングという外壁材が使われています。最近の金属サイディングは、ガルバリウム鋼板というアルミニウムと亜鉛合金のメッキ鋼板を使うことが多いのですが、古い建物なので、リブ波トタンというかつて和風住宅によく使用されていた金属サイディングボードが使われていました。
塗料は耐久性が高い日本ペイントの「1液ファインシリコンセラUV」を採用しました。リブ波トタンの外壁は、塗り継ぎ部分がくっきりと出やすいので、上塗りの塗装作業は注意を払って行う必要があります。
外壁・屋根の塗り替えに加えて、今回は軒天の補修作業や雨どいの交換、雨戸の戸車の交換も行いました。
こういった作業はペンキ屋さんの仕事ではないのですが、小さな大工仕事や板金仕事などは対応できる範囲でやらせていただいております。細かいお客様のニーズに応えることが、栗原塗装工業のモットーです。